高2生父母会 実施報告

11月12日、Jスペースにて実施した高2生のご父母対象「入試情報講座」について報告します。
今回の情報講座では、以下の3つの項目について確認しました。

入試日程について

まず、共通テストおよび国公立大学二次試験の日程を確認しました。
また、総合型選抜入試の具体例として、岡山理科大学や山口大学の実施内容や日程(下表)についてご紹介しましたが、既に合格発表を終えている大学があることに驚かれた方が多数いらっしゃいました。
夏休みが終わった直後に出願開始となる大学も少なくないことから、志望大学の入試制度を早くから確認しておくことが重要です。
地元愛媛大学においても、社会共創学部の総合型選抜Ⅰ入試は10/22・23で実施され、合格発表は11/16でした。

学校推薦型選抜 および 総合型選抜について

国公立大学の学校推薦型選抜および総合型選抜のしくみや倍率について、地元愛媛大学の入試結果を参考に確認しました。特に、共通テストが必要な選抜方法と必要でない選抜方法について、それぞれのメリット・デメリットをお伝えしました。
上表は、2022年度の愛媛大学 “学校推薦型選抜Ⅰ”の入試結果の一部です。
ここでは、学部・コースによる倍率の違いやその理由についてお伝えしました。実質倍率が2倍を超えない低倍率の学科は、学校推薦型選抜Ⅱや総合型選抜Ⅱ等の入試においても多数存在します。入試倍率は年々変化するため、毎年の入試で同様のことが起きるかは不明ですが、これらの事実を知った上で受験学習に取り組む必要があります。

一般選抜で勝つための秘訣

国公立大学の一般選抜で勝つための秘訣をお伝えしました。
愛媛大学法文学部および工学部の入試科目の配点比率(下表)からもわかるとおり、文系であれば「英・国」、理系であれば「数・理」に重点を置いて学習することが、合格するための最大のポイントと言えます。
県立高校受験において上位校を目指す場合、「弱点科目の克服」が必須です。しかし、学習内容が膨大な大学受験においては、全ての科目を万遍なく学習することは得策ではありません。大切なのは、「重点的に取り組む科目を決める」ことです。そのために、早めに目標(志望大学)を設定し、入試情報を収集することが必要なのです。

今回の情報講座では、大学進学後の費用についても確認しました。
県外の私立大学に進学した場合、経済的負担が大きくなることは言うまでもありません。私立大学理系となると、さらに負担が大きくなります。
また、現高2生が浪人した場合のリスクの一つが、「新指導要領下の入試となるため現役時の受験と異なる部分が出てくる可能性がある」という点です。
大学受験については、経済的な面のみならず、ご家庭の方針をしっかりお子様に伝えておくことも重要です。

いろいろな情報をお伝えしましたが、今、高2生がやるべきこと「得意科目を作る」ことです。受験候補を決め、配点比率の高い科目をひたすら学習しましょう。
夏休みまでが勝負です。夏休み以降は「共通テスト」に向けて全科目の演習に入ります。
これからおよそ半年間で、二次試験に通用する“ゆるぎない得意科目”を作り上げましょう。
我々勉強時間も、1年後の成功を願いつつ、全力でサポートしていきます。

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