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知って得する入試情報217
◆“合格プロジェクト(GP)2025!”スタート
’24年春の県立高校入試の志願者数は総定員を下回り、10年連続の定員割れとなりました。
全県の最終倍率は0.87倍と、県教委の想定を若干下回りました。松山地区は1.09倍と昨年の1.14倍から急下降しましたが、東予・南予と比較すると高倍率でした。松山地区とそれ以外の地域との倍率格差は相変わらず「大」です。
入試問題に関しては、設問の順序・傾向など、国語で一部変更がありましたが、昨年から大きな変化はありません。今年は数学・国語がやや易しく、理科がやや難しかったようです。5教科平均点は若干上がりそうです。入試問題の傾向・平均点予測は下記「’24春 県立高校入試総括」を参考にしてください。
BJでは4月後半、“GP2025!”がスタートしました。「東高合格プログラム」と併せて、第一志望校の受験・合格を目指す皆さんを、今年もしっかりとサポートします。
'24春 県立高校入試総括【2】
今年の県立高校入試平均点は?
昨年の5教科入試平均点は129.6点という低得点で、前年の140.4点から急降下しました。
果たして、今年は140点の壁を越えられるのか…。
国語
大問の配列が変わった(大問4の文学的文章が大問2に繰り上がって漢字がスライド)が、問題構成そのものは例年と同様。小論文は、資料だけでなく話し合いの一部を参考にして自分の考えを述べる形式へと若干変化。予想平均点は28.0点。〈↑〉
理科
例年通り、@物理A化学B生物C地学D総合の順番で、出題形式などにも特に変化はなし。知識を問う問題よりも、計算問題や考察を必要とする問題が多くなり、わずかに難化した印象。文章量も例年並みに多かった。予想平均点は25.5点。〈↓〉
社会
大問構成は例年通りで、小問の数は37問と昨年と同数。社会の入試は、特定の単元や特別な項目だけを取り上げるといった形式ではなく、「総合問題」化が顕著。どの単元も苦手にはしていないという人が有利。予想平均点は28.5点。〈↓〉
数学
従来の出題傾向からはみ出すような問題や、手も足も出ないような難問などもなく、ベーシックな問題が多かった印象。また大問3では、太郎と花子の会話の中から出題される2年前までのパターンに戻った。予想平均点は29.5点。〈↑〉
英語
問題構成や傾向の変化は、ほとんどなし。問題の難易度は高くないが、問題文の量が多く、自由英作の文字数も増えている。それらを考慮すると、昨年ほどでないにしても、平均点は低いと思われる。予想平均点は25.5点。〈↑〉
高校生 NEWS131
- 新高1生へのメッセージ 【2】
今回は、主要科目となる「英語」と「数学」についての学習アドバイスをします。
英語
高校英語の学習を始めて、まず最初に悩まされるのが中学英語との語彙量の差です。教科書の文章を訳そうとしても、1行読むごとに知らない単語がいくつも出てくる、という人も中にはいるでしょう。英語4技能の中で“最も重要かつ基本”となるのが“リーディング”。文章を読む上で必要となる最低限の単語を、最初の1年間でどれだけ暗記できるかが勝負となります。
【小中高で学ぶ英単語数の推移】
数学
高校数学でまず注意しておかなければならないのは、授業のスピードです。1年生内容の『数学TA』は、ほとんどの学校で12月までに終わらせてしまい、1月からは2年生内容である『数学U』の学習に入ります。そのため、数学は一度つまずいてしまうと挽回するのが難しいのが現状です。わからない問題をそのままにせず、必ずその都度解決するようにしていきましょう。