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今春の中学入試総括

〜 全国の中学入試事情 〜

●今年の愛媛県の私立中入試で最も目立ったことは、「受験者数の減少」でした。
愛光中・済美平成中では、昨年より50名以上減少しました。
唯一受験者が増加した新田青雲中も、今春から導入した新しい入試方式での受験者を除けば、昨年より減少となっています。
そうでありながら、合格者数は例年とほぼ変わらない状況だったため、各校とも軒並み、近年では珍しい低倍率となりました。
受験生にとってはかなりの「広き門」となった入試だったと言えるでしょう。

●他方、全国の、特に首都圏での中学入試はどうであったのか。
ここ数年、受験者の総数は少子化にもかかわらず増加の一途をたどっていましたが、今春は9年ぶりに受験者総数が減少に転じました。
その一方で受験率(中学受験をする小6生の人数の割合)は18.12%となり、過去最高を更新しました。

●全国的に、今春受験した小6生は受験学習期間にコロナ禍が直撃した学年です。
愛媛県ではそれが中学受験を回避する方向に動くきっかけの一つとなりましたが、首都圏では逆に中学受験をするきっかけの一つとなったのは、興味深い結果です。
また、首都圏ではここ数年相次いで新設校が誕生しており、地方とは異なって進学先の選択肢が増えているということも受験率上昇の理由の一つであろうと考えられます。
次年度は首都圏の小6生の数が今春より多いことから、再び受験者総数の増加が予想されており、中学受験は引き続き高い人気を維持するであろうことが見込まれます。


松山市内3校 入試概況

※愛光は、松山会場入試のみ

  2023年度 2024年度
受験者数 倍率 受験者数 倍率
愛光中 806 1.71 714 1.36
平成中 320 1.16 274 1.07
青雲中 231 非公表 243 非公表

首都圏 中学受験率推移

年度 受験者総数 受験率
2020 49,400 16.62%
2021 50,050 16.86%
2022 51,100 17.30%
2023 52,600 17.86%
2024 52,400 18.12%

※「受験者総数」・「出願者総数」は概数

※首都圏は東京・神奈川・千葉・埼玉を指す

'24年度 小6受験生、始動!

〜エィブルエグゼの塾生たちは… 〜

●エィブルエグゼの小6生たちは、すでに2月から受験生としての一年をスタートしています。
とは言え、スタートしたその日からいきなり「受験生」としての自覚を持って頑張るということは難しいものです。
2・3月の授業、そして春期講習会を経て、少しずつその自覚を促しているところです。

●その一環として、春期講習会最終日に、最初の「過年度入試演習」を実施しました。
入試まであと9か月と迫る中、自分の現在位置を知るという意味も含みます。
出題範囲そのものについての学習は、一部の科目を除き一通り終了していますが、「習っているからできて当然」とならないのが入試問題の難しいところです。
ここで見つかったそれぞれの弱点をしっかり克服することが、これからの学習の最大のテーマとなります。
また、4月7日(日)には、全国模試となる「合不合判定テスト」を受験しました。
全国の受験生の中での自分の到達度を知るとともに、志望校に合格する力がどれだけついているかを測る大事なテストです。

●エィブルエグゼは、入試の倍率の高低や問題の難易度に一喜一憂しない「強い力」をつけることを最大の目標とし、受験生、そしてその他の学年の塾生を、2024年度もしっかり指導していきます!

 

四谷大塚「合不合判定テスト」日程

第1回 4/7(日) 第4回 10/6(日)
第2回 6/30(日) 第5回 11/17(日)
第3回 9/8(日) 第6回 12/1(日)

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